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「も〜いくつ寝るとお正月♪」


スキップしながら生徒会室のドアを開ける。
部屋にいたのは政宗と佐助くんと幸村くん。
私が歌いながら入ってきたものだから一斉にこっちを見ている。

「お前音痴過ぎ!原曲留めてねぇじゃねぇか。
正月程度で何high tensionに(ハイテンション)なんだ?」

「クリスマス明けで呆けてるのかもよ。」

政宗も佐助くんもその発言、失礼じゃない?

「お年玉嬉しくない?年に一度の大量収入だよ?」

熱く語ってみたものの、みんなはそれほど興味がないらしい。

「別に特に何も思わぬでござるが?
某、高校になってまでお年玉を当てにしている者を初めて見たでござるよ。」

幸村くん、私のことバカにしてますか?
してますよね、絶対に!
我が家にお小遣い制度はない。
欲しい物があれば、バイトするか、お年玉をあてにするしか方法がないのだ。
だからこそ、こんなにも正月が待ち遠しいというのに。

「正月といえば旦那!今年こそおせちのつまみ食い禁止だからね!
作ったそばから食べられたんじゃ、キリないでしょ?」

佐助、真田家のおせち作りに行ってるんだ。
それ、友達のレベルの付き合いじゃないよね。
むしろ、家政婦?

「真田にその言葉は無駄じゃねぇか?絶対食うに決まってる。賭けてもいいぜ。」

と政宗が鼻で笑う。
それが気に障ったのか幸村くんは膨れてた。

「某そのようなことはせぬでござる!」

「でも旦那、去年も同じこと言っておきながら、つまみ食いしてたでしょうが。」

佐助くんに指摘されて、凹んだ幸村くんだったがすぐに復活して、

「では、政宗殿勝負でござる!」

幸村くんが、おせちつまみ食いしないかで賭けですか。
また価値の低い賭けだこと。

「真田が食わずに我慢できたら、お前が欲しがってたgame全部くれてやるよ。
本体付きでな。」

その言葉を聞いた途端幸村くんの目が輝いた。
そんなに欲しかったんだゲーム・・・・・。

「某ゲームのため頑張るでござる!」

「じゃあ二人が証人だからな?」

はぁ・・・意味わかんない。

政宗がいくら超がつくくらいのお金持ちの坊ちゃまだといえ、
幸村くんがつまみ食いしないか程度の賭けで、ゲーム本体付きはやりすぎじゃないか?と思ったが、
本人たちが楽しそうだから黙っておくことにした。
結果は、新学期!
楽しみのような、どうでも良いような・・・・・。